2015年07月03日

『乙女な王子と魔獣騎士』

「第20回電撃小説大賞」の拾い上げとなる、柊遊馬 先生が贈るファンタジー小説。亜人を
忌む風潮の国で復讐の道を歩む少年が騎士学校で眉目秀麗な王子と運命の出会いを迎えます。
(イラスト/久杉トク 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-865128-8/


スロガーヴ。呪われし不死身の魔獣を、黄金の一族レギメンスが世界から一掃して10年。
騎士学校の生徒となった“ジュダ”は仮面の騎士として王都内で暗躍を続けている。母を
処刑台に送った“ヴァーレンラント”王の首を狙うため、その身の秘密を隠しつつ──。

“ラウディ”が転校してきて、彼が「彼女」だと知っても無関心な“ジュダ”が少しずつ
気心知れた仲となっていく間に発生する亜人への迫害事件、亜人解放戦線なる組織の暗躍。
正体を知られる恐れが出て計画の前倒しを迫られる彼の脳裏にちらつく王子たちとの生活。

復讐を遂げる気持ちと“ラウディ”の想いに板挟みとなる“ジュダ”がどちらを選ぶのか
という話運びが見どころ。彼の養父が見せるあなどれない言動にも注目。彼を気にかける
“ジャクリーン”の立ち位置が好きだったり。シリーズ化しないかな、と思える作品です。

posted by 秋野ソラ at 00:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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