2015年05月24日

『一ナノ秒のリリス』

ゲームブランド「ALcot」のシナリオライターである 瀬尾順 先生が「講談社ラノベ文庫」
からデビューして贈る、疾走系ボーイ・ミーツ・ガール物語を読ませていただきました。
(イラスト:風見春樹 先生)

http://lanove.kodansha.co.jp/?id=9818/40709#40952


コンビニで“一希”が目にした血の海。そしてその中心にいる少女。“リリス”と名乗る
彼女に助けられ逃避行をした後に「全てを忘れて」と別れた・・・かと思いきや“島村璃莉子”
転入してきた。コンビニには惨状の痕跡も無くなっており、彼はただ混乱するばかり──。

ゲームでもお仕事をご一緒されている 風見春樹 先生と組んでの創作ということで世界観
の合わせ具合はお手の物といった所でしょうか。読んでいてどこか懐かしさを感じさせる
雰囲気のある、まさしくボーイ・ミーツ・ガールぶりが満載の物語に仕上がっております。

「一ナノ秒」というキーワード、“リリス”の立場がもたらす葛藤、“一希”との本格的
な逃避行とその先で求められる決断。全てが決定的な結末を予感させる話運びはある意味
安心して読める内容であったかと思います・・・って、これシリーズものなのか。驚きです。

posted by 秋野ソラ at 00:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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