知念実希人 先生が贈る新感覚メディカル・ミステリー。第2巻は天才女医“天久鷹央”が
男性トラック運転手、女性看護師、そして入院患者の少年を相手に謎を診断していきます。
(イラスト/いとうのいぢ 先生)
【 http://shinchobunko-nex.jp/books/180027.html 】
「甘い毒」。巷を騒がすペットボトル毒物混入事件。コーラを毎日4.5リットル飲むという
“香川”が事故を起こした原因もそれだと声を上げるが毒は見つからない。犯人の意外さも
さることながら原因が彼の人間関係すら壊そうとしていた、というのだから空恐ろしい。
「吸血鬼症候群」。療養型病院で輸血パックが盗まれ中身が無い状態で同院内に捨てられる
事例が3件発生。そんな症例があるのか、と驚かされるのは毎度のこととして“鷹央”が
ハメられつつしっかりと対応はしていく姿勢は好感触。レディな要素は足りないそうですが。
「天使の舞い降りる夜」。怪異とも見られる院内の事件なのに乗り気ではない“鷹央”。
その真相を知り「医者は自分が無力であることを知らないといけない」のくだりで彼女を
諭す“小鳥遊”のあの場面が胸に響きます。そして自信の弱さをさらけ出す彼女の言動も。
2015年03月09日
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