2015年02月16日

『六秒間の永遠』

特殊能力を持つ男が警察官となる道を選らんだある日、雀荘でバカ勝ちする少女と出会う。
杉井光 先生が贈る新作は謎多き彼女の秘密に迫る男の切なさ溢れる恋愛ミステリーです。
(イラスト:清原紘 先生)

http://www.gentosha.co.jp/book/b8544.html


火がつけられる。“紅藤”少年は自覚したその能力で過去に父親を焼死させたこともある。
次第に周囲と距離を置くようになった彼を警察官から刑事に異動させた優男“氷室”から
異能に言及された上で尋ねられる。「どうして警察官なんかになったんだ?」と──。

高校時代、唯一の友達であった“中嶋”との出会いと別れ。そして警邏中に出会った少女
“ミツキ”との出会いが思わぬ形で繋がっていく終盤。父親や継父を失い、殺人事件の
関係者となった彼女が“紅藤”との同類ぶりが明らかになる点は確かにミステリーな展開。

その異能ゆえに人間不信気味な“ミツキ”の心を意外なアプローチから解きほぐし、少し
ずつ心の距離感を縮めていくところであのラスト。「刑事に向いているのかもしれない」
と“氷室”から告げられた言葉が“紅藤”の今を表しているかのようで実に切ないです。

posted by 秋野ソラ at 00:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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