アダチアタル 先生の「第15回 GA文庫大賞・優秀賞」受賞作。見えない凶器(ジンクス)
という異能を与えられ、報酬付きの殺人ゲームに駆り出された5人の男女たちを描きます。
(イラスト:ニリツ 先生)
【 http://www.sbcr.jp/products/4797382068.html 】
電車の脱線事故に巻き込まれた“蒼馬”とその妹“真奈”。瀕死の“蒼馬”を救う代わりに
自分を殺してほしい、と異能を授ける“ロストマン”。殺した相手の命を分け与えることが
出来ると言われ、妹も死の淵にある妹の姿を前にして選択肢はもう残っていなかった──。
世を騒がす殺人鬼“毒りんご”を追い、“蒼馬”に疑念を持って転校してきた美少女名探偵
“鈴蘭”はかつての幼なじみ。“ロストマン”からその殺人鬼を殺すミッションを与えられ
「死者を一人蘇らせる権利」が褒美となれば他のジンクス使いも無下にはできない局面。
“鈴蘭”の推理力も借りて“蒼馬”が突き止める“毒りんご”の正体はジンクス使いなのか
それとも、という死と隣り合わせの筋の読みあいが面白いサイコスリラーかと思います。
結末も、そしてその先にある物語もまた興味深く、シリーズ化に期待がかかる作品です。
2015年01月29日
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