2015年01月20日

『魔法科高校の劣等生(15) 古都内乱編<下>』

佐島勤 先生が贈る大人気シリーズ。第15巻は行方をくらます“周”を追い詰めていく中で
“真由美”や“将輝”らも合流し、共闘と激闘の末に「古都内乱編」決着の時を迎えます。
(イラスト/石田可奈 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-869167-3/


まず言うべきは“雫”のあどけなさが見せるご褒美な場面が、挿絵も合わせてステキです。
ということで仕事ぶりを監視されつつの“達也”が“周”と直接対決を果たす一大決戦。
「鬼門遁甲」という要素がここまで作用してくるとは恐れ入谷の鬼子母神、ということで。

その過程において、“将輝”と“達也”、あるいは“幹比古”“エリカ”“レオ”による
コンビネーションを見せるバトルも見られたりと展開は軽快です。彼らにしてやられた
「伝統派」に属する者たちの運の無さ、そして哀れさは計り知れないものがあるかと。

数日、傍を離れるだけで泣きそうになったり、“真由美”との一夜という意味深長な言葉
に深く静かに嫉妬する“深雪”のブラコンぶりは見ていて相変わらず興味深い。巻末の
予告にある内容がとても気になる次巻からの「四葉継承編」を楽しみに待とうと思います。

posted by 秋野ソラ at 01:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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