2015年01月12日

『紅 〜歪空の姫〜』

もはや続刊が出ることは絶望視して久しい 片山憲太郎 先生の人気シリーズに遂に新刊が。
悪宇商会とも和解し、平穏な正月を迎えた“真九郎”に困惑の見合い話が舞い込みます。
(イラスト:山本ヤマト 先生)

http://dash.shueisha.co.jp/bookDetail/index/978-4-08-631015-4


まずは本作の続刊を出すと決め、調整し、結果を示した「ダッシュエックス文庫」編集部、
集英社の新体制に感謝いたします。間が空きすぎて内容が頭に入ってくるか、という不安も
読んでしまえばサッと吹き飛んで“真九郎”たちのやり取りが自然に受け止められました。

裏十三家の1つ《歪空》、先祖代々職業テロリストという家の一人娘“魅空”が“真九郎”
に目をつけたことで“紫”がヤキモチを焼いたり・・・で済めばいいのですけれど、名は体を
表すと言いますか、流石の“真九郎”もお怒りになるほど彼女の歪みっぷりが半端ない。

とある仕事の依頼を経て見合い相手の彼女と相対することになった“真九郎”、一度はその
力の差に圧倒されますが、とある秘策でもってそれをひっくり返してくれます。彼女から
告げられた8年前のテロ事件に関する発言がどこに繋がっていくのか注目したい所です。

posted by 秋野ソラ at 01:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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