藍藤ユウ 先生が贈る異世界ファンタジー戦記。第2巻は自分がとった行動の責任として
「償いの道」を求める“竜基”が“アリサ”の問題を解決する中で答えを見い出します。
(イラスト:シコルスキー 先生)
【 http://over-lap.co.jp/Form/Product/ProductDetail.aspx?pid=9784865540222 】
助けた“イズミ”に対して「恨んでもらって構わない」と自身のみで責を担う“竜基”。
彼が抱える背景を知り、恨むだけでは前に進めないとひとまず彼に手を貸す彼女が徐々に
信頼関係を築いていく過程が良い。けれど彼が「償いの道」を探す行為は止められない。
“アリサ”が城壁修復もままならない北アッシア城での問題、特に“ファリン”を助けた
ことでスラムも救おうと打ち出した秘策。それが彼女に、城全体に害を及ぼす可能性を
突きつけられ彼が一歩前に踏み出すことを、戦いに足を踏み入れることを躊躇させます。
慎重になるのも分かる彼の心情を受け止め、“イズミ”をはじめとする仲間の言葉を得て
遂に決断を下すあたりは「やっと来たか」と思わせるほど。“クサカ”と元の世界との
関係を掴めないまま更なる予想外の人物の名がどんな未来を指し示すのか注目所です。
2015年01月11日
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