2014年11月30日

『親友の彼女を好きになった向井弘凪の、罪と罰。』

「ファミ通文庫」で数々の作品を世に送り出す 野村美月 先生が「ダッシュエックス文庫」
に初遠征。親友とその彼女、そして自分の気持ちに揺れ動く少年の若き機微を描きます。
(イラスト:河下水希 先生)

http://dash.shueisha.co.jp/bookDetail/index/978-4-08-631006-2


「ファミ通文庫」の編集さんが処理しきれなくなるほど作品を書き上げる 野村 先生の速筆
ぶりには驚かされることしきり。その上でしっかりと品質の高い作品に仕上げてくるあたり
はもう脱帽と言うしか。しかも 河下 先生の挿絵、実に魅せてくるものばかりで素敵です。

親友の“遥平”が何かとモテる経歴を目の当たりにしてきた“弘凪”。過去に巻き添えを
くって心にしこりを残す“弘凪”に「彼女ができた」と告げる“遥平”。いざ紹介されて
みると何と通学する電車の中で見かける気になるあの子だった! というのだからエグい。

その“古都”と距離を置こうとしても“冴音子”からの横槍もあり余計に距離が近づいて
しまい、ついには・・・という青少年の心の揺れ動くさまをしっかり魅せてくるのは流石です。
落とし所も「いいひと過ぎるだろ、キミたち」と収めてくれたので一安心でございました。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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