はまだ語録 先生の「第5回『このライトノベルがすごい!』大賞・最優秀賞」受賞作品。
髪の色と魔力量が関係する世界で魔力を持たない青年が秘密を抱えて隠棲する話です。
(イラスト:しゅがすく 先生)
【 http://konorano.jp/bunko/new_bunko#new01 】
“マリア”と“アリス”、両親を失った彼女たちが葬式の場で初めて会う義兄“幸太郎”は
能力が無いとされる黒髪であり、毛嫌いされ家を出奔していた。そこへ祖父から身元引受人
として彼を指名したと告げられ、渋々向かってみれば熊の着ぐるみが出迎えてきて──。
奇妙な同居生活、田舎暮らしに辟易したりする2人ではあるものの少しずつ馴染んでいって
人間的に成長していく様子や“幸太郎”の秘密を垣間見て見方が変わっていく過程が見所の
1つ。着ぐるみ姿で何でもかんでもこなしてく、というのは何とも奇妙な絵面ですけど。
その着ぐるみに中身が無い、という意味を知ってから“幸太郎”と問いただすも彼の決意は
固く、それならということで姉妹で彼の願いを覆してやろうと奮戦する展開がまた良かった
と思います。幸せに生きる道を得た“幸太郎”の門出は素直に祝えないほど羨ましいです。
2014年11月26日
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