2014年11月06日

『覇剣の皇姫アルティーナVII』

むらさきゆきや 先生が贈る覇道戦記ファンタジー。第7巻は既に出発した敵軍の補給部隊
を止めるべく向かった“アルティーナ”たちの前に傭兵王なる猛者が立ちはだかります。
(イラスト:himesuz 先生)

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_03


鍛冶職人“エンツオ”の仕上げも上々、でも取りに行く余裕は無い。ということで届ける
旅に出た彼が道中で助けたご老人が思わぬ縁を結びます。正しき形を得た宝剣を手に戦う
“アルティーナ”の姿も見られて自身も読み手としても鬱憤が晴れたのではないかと。

“アルティーナ”と“レジス”の他愛も無く穏やかなやりとりが見られたのも良かった。
その中で指導者としての資質を問う彼からの例え話に彼女が答えた内容もそうですけど
それを受け止める彼の責務を踏まえたモノローグもまた2人らしい距離感が出ていて。

ということでまだまだ戦場で踏ん張り続ける2人に対し拠点防衛に務める“ラトレイユ”
は打開策も逆手に取られ九死に一生を得るのが現状。戦線の建て直しを提案するため宮廷
へと赴いた彼が絶望を目の当たりにして遂に行動に出る時が。国の行く末に注目です。

posted by 秋野ソラ at 00:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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