2014年10月07日

『グラウスタンディア皇国物語3』

内堀優一 先生が贈るファンタジー戦記。イラストレーターの交代で改めて気合いの入る
第3巻は総勢30万のリジア軍をどう退けるのか、軍師“クロム”の力量が問われます。
(イラスト/野崎つばた 先生)

http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup/detail/563.html


圧倒的な戦力差も何のその。仲間を、そして時には敵をも信頼して二手三手と先を読み
策を弄し、罠に嵌めてはその差を次々に削っていく話運びは心躍るものがあります。
満面のドヤ顔を見せる敵が絶望のどん底に叩きつけられる様子が更に魅せてきます。

他にも一世一代の大芝居を打つ“カウフマン”とその意思を受け継ぐことになった
“フィフニス”や、ある出来事を前に己が対峙する敵に困惑する“ユースティナ”の
エピソードも交えて話を盛り上げてきます。“ダカット”が何を見たのか気になる所。

野崎つばた 先生のイラストは色々と雰囲気に合わせてきている部分が好感を持てます。
今いる30万のリジア軍を退けたとしてもその本隊はそれ以上の勢力を有するのは明白。
ではどうするか、ということで次も“クロム”の更なる奇策で驚かせてくれるようです。

posted by 秋野ソラ at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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