十文字青 先生が贈るもう一つの「グリムガル」冒険譚。第2巻は魔剣ソウルコレクターを
奪われた“キサラギ”が心機一転、新たな地へ旅立てば今度は“イチカ”が攫われます。
(イラスト:エレクトさわる 先生)
【 http://over-lap.co.jp/Form/Product/ProductDetail.aspx?pid=9784865540024 】
“キサラギ”の強引な決定に基づき辿り着いた「黒金連山」。物作りに長けたドワーフの
拠点であり、物盗りに長けた天敵ノールとのいさかいが絶えない場所。そこで“イチカ”
を盗られ、幼女にしか見えないドワーフ“ハイネマリー”にノールと間違われ散々な状況。
ノールキングの号令の元、大挙して攻め込んでくるノールたちを「ノール嵐」と称して
祭りのように迎えうち死をも厭わない“ハイネマリー”たちドワーフの流儀に辟易し、
ハッタリと洞察力を駆使して難題に臨む“キサラギ”が男前で格好良い所を魅せます。
過去の自分より現在の自分を、そして仲間を信じて突き進むその姿に心動かされる鉄塊王
“ヒルダ”が見せる、自信でも掴みきれない素直なそぶりが何とも愛らしい。彼女の心を
盗んでなお旅を続ける自称大英雄は次に何をやらかしてくれるのか、実に楽しみです。
2014年10月06日
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