2014年09月27日

『不戦無敵の影殺師(ヴァージン・ナイフ) 3』

森田季節 先生が贈る異能力者の光と闇を描くリアル・アクション。第3巻は異能力組織
「御大」を刺激し、新たに圧倒的な差を見せつけられる“朱雀”たちの苦悩を描きます。
(イラスト/にぃと 先生)

http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094515138


表の最強となった“朱雀”と“小手毬”に「御大」から“殺々姫”“分倍河原”そして
同じ影殺師の“斎村”が圧倒的な力の差を見せつけて、次回KC出場辞退を迫るどころか
異能力者たちの立場を崩壊させる暴挙に打って出ると宣言。絶望の淵に立たされます。

そこに“小手毬”が「正」の字で印をつけていたチェックが50に届き、煌霊として新たな
命を吹き込まれた彼女の意思と決意を示してきます。・・・コミカルな要素に使われるもの
かと思っていただけにこのシリアス展開はなかなか印象に残るものがありました。

“滝ヶ峰”との共闘、それも総出の対決に危険度の高さを感じ、なおも臆する“朱雀”の
悩みっぷりが等身大すぎて相変わらず胸に刺さるものが。とても締りのいい終わり具合に
完結の予感を匂わせますが、ちゃんと続くようですので注目しておきたいと思います。

posted by 秋野ソラ at 00:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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