辰川光彦 先生が贈る新作。3人の少女と出会い、彼女たちと共に破滅する未来を予告
する日記を突如手にした少年が戸惑い、抗う術を模索する術を模索する物語です。
(イラスト/wingheart 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-866831-6/ 】
クールな才女だが不思議系のクラスメイト、“三田村恭子”。校則に厳しくも優しい面の
ある生徒会長、“東條葵”。飼育委員の下級生、“灰島エリナ”。縁のない3人と近付き、
3人を受け入れ、3人と共に死ぬ未来を突きつけられた“達哉”がとる行動や如何に──。
最初はいぶかしみつつも気にも留めなかった日記の示す未来の内容が少しずつ現実味を
帯びていくにつれて戸惑いと焦りを生んでいく“達哉”の機微が見せ所。3人の女の子と
仲良くなること自体は嬉しいのに、その先にある絶望がそれを打ち砕く矛盾がたまらない。
日記に書いてある内容が細かかったり荒かったりと“達哉”を翻弄してくる点もポイント。
誰が仕向けたのか? その目的は? 悲劇を回避する鍵を握る人物はどこまで頼れる?
表3にある wingheart 先生のコメントに痛く共感しながら、次巻の内容に期待します。
2014年08月30日
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