犬村小六 先生が贈る飛空士たちの恋と空戦の物語。「誓約」第6巻はエリアドールの七人
がそれぞれの立場に分かれて敵に味方に、という最中で遂に運命の空戦が火蓋を切ります。
(イラスト/森沢晴行 先生)
【 http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094515060 】
戦闘機の一部品として非情に徹する“清顕”。これ以上、大切なものを増やさないために。
撃墜数を増やし、戦歴に箔をつける彼ですが、敵となった“イリア”への撃墜命令を受け
動揺が隠せなくなるあたりに人間性を捨て切れていない部分が見えてしまいます。
一方“イリア”はある程度の覚悟が出来ているものの、躊躇いと思慕の気持ちが残ります。
お互いに切羽詰るところまで至って遂に一騎打ちを迎えてしまいます。避けられなかった
空の渦中で心通わせ、機体と武器を向き合う様子は熱く、物悲しい雰囲気を醸し出します。
“ミオ”や“ライナ”、“バルタザール”も奮闘しています。“ニナ”も最後の力を振り
絞って運命に立ち向かっていきます。“清顕”と“イリア”の戦いが予想だにせぬ未来と
交差するとき物語は、戦局はどう変わるのか。第3部の幕開けとなる次巻に期待します。
2014年08月27日
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