ゆうきりん 先生が贈る、常識が通じない《個性者》に気苦労の絶えない《村人》たちの
日常を描くシリーズ。第8巻は進級して騒乱の幅が広がる“佐東”の周囲を描きます。
(イラスト/赤人 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-866813-2/ 】
校長から突如告げられた個性者向けの「相談室」設置の知らせ。カウンセラーを務める
のは《村人A》こと“佐東”。なにをすれば、というところに“竜ヶ峰”の知恵袋として
名乗りを上げる《魔導神官》の“真”が登場して“佐東”とは剣呑な雰囲気に。
そして時を同じくして起きる嫌がらせの数々。その根源として“竜ヶ峰”や“翼”に的が
向けられるも互いに「らしくない行為」と庇い立てするくらいには両者気心が知れている
ことが窺えます。“佐東”の取り合いも相変わらず“竜ヶ峰”が一歩遅れをとる感じか。
じゃあ結局のところ犯人は誰なの? という場面で「相談室」の話が役に立つのが今回
の話のポイント。“佐東”だから出来る、通じるアドバイスでもって相手をねじ伏せる
のが話運びとしても綺麗でオチも着実についています。次巻は予告が全てを物語るかと。
2014年08月22日
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