2014年08月17日

『桃音しおんのラノベ日記4 パーフェクトホワイト』

あさのハジメ 先生が贈るラノベ業界の裏側に迫る(?)青春ラブコメ、最終の第4巻は
“ナツメ”との交際を勧める“しおん”を前に心揺れる“アユム”の機微を描きます。
(イラスト:たにはらなつき 先生)

http://lanove.kodansha.co.jp/?id=9818/36322#36580


今巻は「作品の完結」をテーマに扱う、ということでまず“桃香”から“アユム”へ
作品の打ち切り、という厳しい現実が突きつけられます。そこから先どうするのか、と
いった生々しい事情説明もあったりして参考になるというか、ためになるというか。

“ナツメ”との交際をスタートさせた“アユム”とは裏腹に執筆活動に全力を傾ける
“しおん”。彼女の気持ち、事情、そして「想い」の強さを改めて投げかけられたとき
“アユム”は驚きと共に存在意義を崩されるほどの絶望を味わうことになります。

そこへ色々と根回ししてくれる“桃香”が実に良い。この人が居なかったら結論に辿り
着かなかったと思います。3人の関係にしっかりと落とし所を設けた結末は評価に値
すると思いつつ、6年後くらいのNTRな展開を番外で見せるのもアリかと思いました。

posted by 秋野ソラ at 00:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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