2014年06月30日

『艦隊これくしょん ─艦これ─ 鶴翼の絆2』

内田弘樹 先生が贈る、“瑞鶴”視点で「艦これ」の世界を描く本格戦記小説。第2巻は
「鉄底海峡(アイアンボトム・サウンド)」の戦況にて“提督”がある決断を下します。
(原作・監修:「艦これ」運営鎮守府 イラスト:魔太郎 先生)

http://www.fujimishobo.co.jp/bk_detail.php?pcd=301403000614


西方海域を解放して一段落したかと思いきやすぐさま南方海域、サーモン海に新しく建造
されつつある敵泊地を叩く「SA作戦」を発動する“提督”。「金剛型」の艦娘や新しく
着任した「阿賀野型」軽巡も投入して総力戦に臨みますが苦戦に次ぐ苦戦を強いられます。

激しい戦いの中で誰しもが「あの戦争」のことを思い返さずにはいられない中“比叡”が
作戦中の落ち度を機に過去に引きずられて失意の底に。“提督”が切り札として用意した
艦娘“大和”もまた昔年の悔恨を胸に抱き、戦意なく再び沈むことを望んでしまう始末。

頑なな2人を力ずくで説得にかかる“瑞鶴”そして“榛名”が実を結ぶのか最後まで肝を
冷やす展開でしたが、艦娘として新たに生を受けたことを前向きに捉えて新型の深海棲艦
へ果敢に挑んでいく姿には熱く感じるものがありました。今巻も素晴らしい内容でした。

posted by 秋野ソラ at 00:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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