2014年06月27日

『異世界因果のトラベローグ3』

姫ノ木あく 先生が贈る異世界ファンタジー修学旅行シリーズ。第3巻は“弘武”と“鼎”
の帰還に沸く中、戦争に巻き込まれる二年B組の面々が元の世界に戻れるかに注目です。
(イラスト:カグユヅ 先生)

http://over-lap.co.jp/Form/Product/ProductDetail.aspx?pid=9784906866847


ダークエルフからの突然の攻勢にも耐えうる策を講じる“なるあ”何者!? という中で
彼女が示した「アエテルナミア」を含む世界が誰かの創作物ではないか、という疑念。
鍵を握る人物を突き詰めていくにつれ“弘武”の存在が大きな意味合いを持ち始めます。

勧善懲悪な結末であるとか、隠された能力の応酬でシーソーゲームを繰り広げたり、と
少年マンガのようなノリが爽快感を生み出しています。“弘武”が色々とイイ思いをする
場面に出くわすハーレム展開もしっかりとオチに活かしていてよろしいかと思います。

やはり一番のお気に入りは“なるあ”でしょう。途中、“弘武”が彼女の本心に触れる
場面がありますが、あのへんのやりとりは思わずゴロゴロ転がりたくなるくらいです。
いつか来るその時までドタバタラブコメを続けてほしいと思える大団円ぶりでした。

posted by 秋野ソラ at 00:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル
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