YouTube漫画として展開されている同シリーズを、脚本を務める 天乃聖樹 先生が小説化。
TVアニメ放映を迎えて贈る第10巻は“才人”と“朱音”が真に結ばれるか絆が問われます。
(イラスト:成海七海 キャラクター原案・漫画:もすこんぶ 先生)
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遂に両想いとなった“才人”と“朱音”。喜びと不安で胸いっぱいな彼女が可愛さ余って
狂気じみた言動を示すあたりは相変わらず彼でも手に余るようで。“陽鞠”や“真帆”に
からかわれても彼が“朱音”のことを一番に考える、その素直さを得た姿は感慨深いもの。
夢か“朱音”か。“天竜”が“才人”に課した北条家を継ぐための試練が想定外に厳しい。
そもそも“才人”が「夢」を抱いたきっかけは何だったのか。“朱音”の慟哭、珍しくも
“糸青”の激高する姿を前にして“才人”が今までになく心に影を落とす姿も印象深くて。
“天竜”が北条家の当主に相応しいと考える人物像。そんなものはクソくらえ、と息巻く
“才人”に“天竜”がどんな解を示すのか。その先の顛末も含めてぜひ見届けてほしいと
思える結末で大満足。というか“糸青”が一番の曲者でした。完結をお祝い申し上げます。