2024年06月26日

『聖女先生の魔法は進んでる!2 竜姫の秘めしもの』

早くもコミカライズ企画が進む、鴉ぴえろ 先生が贈るガールズファンタジー。第2巻は
禁域指定のダンジョンを攻略した“ティア”を巡って王都内で様々な思惑が渦を巻きます。
(イラスト:きさらぎゆり 先生)

https://bookwalker.jp/de55138f3b-8284-4070-b66d-f35a18413a58/


人外じみた評価のやり取りがコントの領域に達している“ティア”。彼女には及ばずとも
聖女として成長したい、でも伸び悩んでいる“エミー”の研鑽ぶりを応援したくなる展開
から、仲間がいるという強みを強さに変えていく一連の流れがバトルの内容も含めて熱い。

独りよがりな“ティア”に腹を立てる“レイナ”も相変わらずな中、“レイナ”の胸中に
ある自責の念と自己嫌悪がようやく“ティア”にも伝わった時に“ティア”は何を思うか。
同じ後悔を繰り返さないために舵を切り返せる“ティア”の精神的な強さもまた印象深い。

事の起点となる審問会に“ティア”を呼び出し、裁定を下した王太子“サイラス”。彼に
疑念を抱いた“レイナ”の慧眼は如何なるものか、と読み進めて分かる彼の大問題な思想。
“ティア”にも思わぬ因縁がある彼と次はどう相対するかを注目しつつ、次巻を待ちます。

posted by 秋野ソラ at 00:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル