2024年02月22日

『異世界のすみっこで快適ものづくり生活3 〜女神さまのくれた工房はちょっとやりすぎ性能だった〜』

西山アラタ 先生によるコミカライズ企画が進む 長田信織 先生の異世界スローライフ物語。
第3巻は“ソウジロウ”の作るもの、料理の種類、そして人脈がさらに広がっていきます。
(イラスト:東上文 先生)

https://dengekibunko.jp/product/isekai_sumikko/322310000066.html


料理のレパートリーを増やすために欠かせない料理道具の数々。その調達を“ソウジロウ”
から依頼された“ドラロ”の切り札がとある事情で別居していた“フリンダ”。己の身を
ダシに拗れた夫婦の仲を取り持つやりとりが微笑ましい。「変態」呼ばわりは絶妙な例え。

“ドラロ”の息子たちが町の変革の一翼を担う。そんな要因を自身が作ったとも知らずに
“ソウジロウ”がキャンプ生活などを堪能しては初心にかえったりする様子がある意味で
ストイックというか。彼の作るものがいよいよ産業革命でも起こしそうなところも要注目。

“フリンダ”の知己である“イルェリー”の来訪。“ソウジロウ”に探りを入れる様子を
訝しむ“チグサ”のポンコツぶりを見守りつつ、その理由に「彼女」の異端ぶりを再確認。
ふとした所作の数々が可愛らしい“イルェリー”の動向も楽しみにしつつ次巻を待ちます。

posted by 秋野ソラ at 00:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル