2023年07月31日

『かくて謀反の冬は去り』

古河絶水 先生の「第17回小学館ライトノベル大賞・審査員特別賞」受賞作。兄王死去に
より次なる王候補の一人となる王室の忌み子を軸に描かれるスペクタクル宮廷陰謀劇です。
(イラスト/ごもさわ 先生)

https://www.shogakukan.co.jp/books/09453134


父王の跡を継いだ兄王の急死。その死因は不明なまま、新たに王となる候補者は王族4人。
最有力候補“鷹原公”は“城河公”こと“奇智彦”が犯人と決めつけている。生まれつき
身体が不自由で人望もない彼は生き延びるために兄と勝負するべきか、逃げるべきか──。

「誰が王になるか」より「どうやって王になるか」が焦点となる本作。“奇智彦”が身元
を引き受けた、表示にも描かれている女奴隷“荒良女”が話の中心になるか・・・というと
そうでもなく、様々な人の視点から跡目争いの顛末を垣間見ることができる構成が面白い。

事あるごとに意味深長な立ち居振舞いを見せる“鐘宮”が印象深く映りました。兄王の死
を“奇智彦”が突き止める話運びは謎解きのような楽しさもあり、色々な味わいを魅せる
作品として興味深く拝読しました。ここから物語をどう綴っていくのか注目したい所です。

posted by 秋野ソラ at 00:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

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2023年07月30日

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