2023年05月08日

『世界でいちばん透きとおった物語』

杉井光 先生が贈る「新潮文庫nex」2作目となる新作は、大御所ミステリ作家が浮気して
できた子供が、顔も知らぬ父が残したとされる遺作探しに付き合わされる顛末を描きます。
(カバー装画:ふすい 先生)

https://www.shinchosha.co.jp/book/180262/


女誑しでも有名な作家“宮内”の子を身籠り、養育費も貰わず単身で生み育てた“恵美”。
その母を事故で亡くし、書店員バイトで生計を立てる暮らしを始めた“燈真”が目にする
“宮内”の訃報。彼には無関係な話のはずが、兄を名乗る人物からの電話で一変する──。

“宮内”の実子“朋晃”が語る、見つからない遺稿の話。それに校正者でもある“恵美”
の関与を疑う、金に目ざとい“朋晃”から“燈真”が依頼を受ける原稿探し。父の関係者、
曰く付きな逸話の数々、疑えばキリがない内容を整理しながら推理しつつ読むのが楽しい。

紙の書籍のみで販売することを決めた『世界でいちばん透きとおった物語』とは何なのか。
内容に触れればネタバレにしかならないその面白さは、確実に、着実に作り込まれている。
杉井光 先生をはじめとして出版に携わった皆さまに慰労の意を表さずにはいられません。

posted by 秋野ソラ at 00:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

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