持崎湯葉 先生が贈る、オトナな男女の距離感を描く物語。第2巻は“糸”と恋人以上の
関係にありながら恋人ではない現状を通じて、彼女への気持ちを“冬”が考えていきます。
(イラスト:どうしま 先生)
【 https://www.shogakukan.co.jp/books/09453120 】
最もソフトなフェアリーテイル、という“糸”の駆け引きが生むエロティシズムが絶妙で。
キャンペーン期間が終わったのかな、と思いきや何度も仕掛けてくる彼女の可愛さたるや。
受ける“冬”が虚構の絆を再び現実のものにしたくなるほど心変わりするのも納得の流れ。
“糸”も“冬”も何だかんだ言って仕事人間であることが窺える逸話と、仕事で傷ついた
心を癒す互いの思い遣りが感じられるやり取りに心がほっこりします。“糸”が“小室”
から持ち掛けられた相談に対して真摯に、正直に向き合った場面が話の転換点の一つかも。
“冬”が迎える25歳の誕生日。彼が“リリー”に明かした本音が刻み出すカウントダウン。
ここに“糸”との勝負にもあった「親の話をしたら五千円」、その根源が水を差す展開に
あっても「好き」の想いがあふれる、ぶれない彼に心からのエールを送りたくなりました。