2023年03月08日

『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編9』

衣笠彰梧 先生が贈る新たな学園黙示録。2年生編・第9巻は2学期最後の特別試験を前に
“一之瀬”がAクラスを目指す存在たり得るかを、“綾小路”が冷静に見極めていきます。
(イラスト:トモセシュンサク 先生)

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“南雲”の独白から“学”や“綾小路”に対して抱いていた感情、行動理念が窺えるのが
まず興味深い。“南雲”の立場を継ぐことになる“鈴音”が、生徒会に空いた穴を埋める
人材をあの2人に求めたことが今後どう作用するか楽しみ。代償は大きかったようですが。

“鬼龍院”に罪を被せた首謀者として追及される“南雲”が見せる余裕綽々ぶり。それを
崩すために白羽の矢が立った“綾小路”が明らかにしていく“南雲”と3年生全体の事情。
思いがけない結末とその幕引き、そしてあの独白から“南雲”の諦念にも得心がいきます。

“龍園”の威勢すら霞む、特別試験の結果を経て踏ん切りのついた“一之瀬”の勇ましさ。
“坂柳”も再評価を辞さない“一之瀬”の深く静かな宣戦に“軽井沢”は耐えきれるのか。
すれ違いすら物は試しと受け入れる“綾小路”の目論見と共に、続きを見極めたい所です。

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小説アプリ「テラーノベル」無断転載レポート(2023/03/08 [2])


















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