『蜘蛛ですが、なにか？ Ｅｘ２』

馬場翁 先生が贈る迷宮サバイバル・ストーリー。Ｅｘシリーズ第２巻はシステム崩壊後に
“アリエル”が過去を語る書き下ろし小説、設定資料や店舗特典SS等を収録した一冊です。
（イラスト：輝竜司 先生）

【 https://kadokawabooks.jp/product/s12/322210000519.html 】


“ギュリエ”が管理者を宣言したあの日、“アリエル”たち孤児院の面々が直面する脅威、
キメラに対する人間の悪意に晒されたことで命を散らした“ゴブ”にまつわる一つの仮説。
余命いくばくもない彼女の昔語りを受け止めた“ラース”の反応が印象深い冒頭の導入部。

財界の魔王“フォドゥーイ”が如何にして吸血鬼の始祖、初代魔王として畏怖される存在
となったか。また“クラ”が初代勇者として“フォドゥーイ”と死闘を演じるに至ったか。
“アリエル”が孤児院を最後の場に選んだ意味にしんみりとする逸話の数々でありました。

店舗特典として用意されたSSに目を通す機会が中々ないため、こうして纏めてもらえると
とても助かります。編集部のご判断に感謝するばかりです。馬場翁 先生、輝竜司 先生の
あとがきを読んでまたしみじみ。お疲れさまの一言と完結への御礼を申し上げる次第です。