七野りく 先生が贈る、転生英雄と美少女たちの華流戦乱ソードファンタジー。第2巻は
無謀な西冬侵攻に臨む副宰相がもたらす甚大な被害に備え“隻影”たちが策を練ります。
(イラスト:cura 先生)
【 https://fantasiabunko.jp/product/202211tenken/322209001608.html 】
内憂外患。“泰嵐”の活躍を妬む栄帝国の副宰相が、驕り高ぶるままに決めた西冬侵攻。
控える敵、玄帝国では軍師“ハショ”が策を巡らせ、迎え撃つ時を今か今かと待つ戦場。
見識ある者が見れば栄の必敗確実、お膳立てが揃っていく展開にもどかしさを覚えます。
後塵を拝する“隻影”が智慮、策謀に長けた軍師を欲するタイミングで現れた“瑠璃”。
ある目的ゆえに彼を推し量れる頭脳を持つ彼女が、その要職へと就くのも自然な流れで。
彼女と関わりのある“明鈴”が色々と報われないのに彼への献身を続ける点が逆に凄い。
仇討ちに執着する“セウル”に煮え湯を飲まされた“隻影”と“白玲”が強敵を相手に
しながら敗戦の窮地をどう脱するか。転生前後の経験と縁を駆使したその手段が見所で。
玄皇帝“アダイ”に目をつけられた彼らの命運はどこへ向かうか、続きが気になります。