ロケット商会 先生が贈るアクションファンタジー。第4巻は聖女計画の本格始動に向けて
発動される第二王都奪還作戦に内部工作員として“ザイロ”たちが容赦なく投入されます。
(イラスト:めふぃすと 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/yushakei/322207000024.html 】
【 https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_AM19202963010000_68/ 】
まず潜入。“ザイロ”に同行する“フレンシィ”が彼の与り知らぬ所で“パトーシェ”と
良き対抗意識を築いていて微笑ましい。“ジェイス”と“ニーリィ”の絆と覚悟が会話を
通じて都度伝わってくるのが印象深い。“ライノー”の異名と経歴が見えてくる点も注目。
続いて工作。“ドッタ”の副官に就いた“トリシール”の教育ぶりが面白い。同様に聖女
“ユリサ”へ“ツァーヴ”が発破をかけたことが後々のアレに繋がったのかと思うと実に
興味深い。“ベネティム”が裏工作のためについた嘘の代償が高くつきそうで気になる所。
そして総力戦。“ノルガユ”の聖印兵器、“タツヤ”の戦斧、“テオリッタ”が出す聖剣。
勇者らしい戦い方と犠牲に圧倒されながら、今回の顛末として“アバドン”が打った真の
布石の不穏さに慄く引き具合。聖女計画が人類に一体何をもたらすか、続きを見届けます。