2022年12月02日

『月の白さを知りてまどろむ』

古宮九時 先生の「小説家になろう」投稿作が「DREノベルス」創刊ラインナップ第二弾
として書籍化。神に縁ある街の巫子と妖物を退治する青年を巡る数奇な運命を描きます。
(イラスト/新井テル子 先生)

https://drecom-media.jp/drenovels/product/4
https://ncode.syosetu.com/n7885bf/


世界を巨大蛇から護った神が求める報酬に基づき作られた酒と芸楽と聖娼の街。

かつて世界を脅かす巨大な蛇から人々を護った神が求めた報酬。美酒と音楽、そして人肌。
それに基づき作られた享楽街アイリーデに生じる化生を斬る任務を授けられた“シシュ”、
「人肌」に纏わる妓館の主にして巫子“サァリ”。二人の邂逅から運命は巡り始める──。

化生斬りとして責任を全うしたい“シシュ”が国王の思惑に振り回される苦労性ぶりに涙。
その上に“サァリ”が妓館「月白」の巫である、という真意が圧し掛かってくるあたりは
泣きっ面に蜂、と言うしかなく。とは言いながら、いつ観念するのだろうと胸は弾む訳で。

圧倒的な紙幅、そして文字数にも関わらずグイグイ読めて、惹き込まれていく世界観には
流石と言うしかなく。アイリーデ、そして“サァリ”へと向けられる悪意や陰謀に対して
“シシュ”がどれだけ護っていけるか、続きから目が離せないのは言うまでもありません。

posted by 秋野ソラ at 00:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル