2022年10月31日

『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編8』

衣笠彰梧 先生が贈る新たな学園黙示録。2年生編・第8巻は各クラス男女で2名ずつ合計
8名がグループとなる修学旅行の意図を探りながら、各々が先を見据えた行動を取ります。
(イラスト:トモセシュンサク 先生)

https://mfbunkoj.jp/product/youzitsu/322206001088.html


メンバーの割り振り方法。自由行動の時間が多い旅程。グループ単位での行動厳守の徹底。
“綾小路”が修学旅行に対して抱く心配事について言及する場面がホワイトルーム生との
問題に一つの区切りをつけ、新たな局面に移ったことを印象づけるようで意味深長な展開。

“龍園”や“鬼頭”といった悩ましいメンバーと同じグループになる“綾小路”が旅行を
通じて得た知見、見届けた覚悟、晒した手の内。“綾小路”以外にも着実な変化が窺える
興味深い内容。特に目を引いたのが“山村”。“櫛田”のあの顔が見れたのも意外ですが。

体育祭で“綾小路”に接触してきた人物に心当たりがある“坂柳”。力が及ばず悔し涙を
隠し切れない“一之瀬”。彼を「ジョーカー」と認めるに足る材料を得つつある“堀北”。
計画実現を信じて止まない“龍園”。各クラスの命運がどう分かれるか、続きに注目です。

posted by 秋野ソラ at 00:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル