2022年10月27日

『友達の妹が俺にだけウザい10 小冊子『10.5巻』付き特装版』

満を持してのTVアニメ化が決定した、三河ごーすと 先生が贈るいちゃウザ青春ラブコメ。
第10巻は中学時代の“明照”と“彩羽”たちを描く過去編。特装版と同時刊行となります。
(イラスト:トマリ 先生)

https://ga.sbcr.jp/product/9784815615994/
https://www.ganganonline.com/title/505


“明照”にウザくない“彩羽”、というのも中々に新鮮な上に昔を語る彼のツッコミ役に
回る“真白”が実は色々と後手後手だった、という事実が面白い。音にこだわる“音井”
らしさも表しているように感じる彼女の名前がいよいよ明らかになった場面も見逃せない。

“彩羽”がウザくなるきっかけも乙女らしさ全開で、そんな彼女の変化を促す“明照”の
お節介ぶりが彼女だけでなく「5階同盟」に関わるみんなに良い影響を与えてきた経緯、
その原動力となる逸話と努力の過程で彼自身も変わっていったのが分かるのも見どころで。

特装版では“明照”に対する“彩羽”のウザさが、彼も辟易するくらいぐんぐんと強さを
増していく過程が見て取れます。本編を読んだ後に見比べてみると味わい深さもひとしお。
一路順風・・・には見えない局面を彼らがどう捌くか。次巻でその様子を確かめたいものです。

posted by 秋野ソラ at 00:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル