二丸修一 先生が贈る大人気ヒロインレース。大台に乗る第10巻は進級した“末晴”たちが
大量発生した群青同盟への入部希望者に対し相応しい人物を見定める入部試験を設けます。
(イラスト:しぐれうい 先生)
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“真理愛”と“哲彦”が仕掛けた入部試験という名の罠に気づけるか。群青同盟の現状を
踏まえたその手法は理に適っているとはいえ中々にえげつない。誰がそれを突破するかは
言わずもがな、というか活動と話を次につなげるために必要なプロセスの一つという感触。
自分のやり方でいい、とついに気づいた“白草”の吹っ切れ具合が見ていて実に清々しい。
“黒羽”が焦りを覚えるのは致し方ない、というかこれまでの経緯とこれからを踏まえた
“碧”の存在感が高まっていることも考慮するとますます「どうすんだ“末晴”」状態に。
ヒロインレースに差をつけられた感のある“真理愛”が、今回の試験で仕掛けてきた一手。
“末晴”の人生、生き様を天秤にかける選択肢を前に彼がどう結論を出すのかが見もので。
“哲彦”の思惑、手の内が意外な形に輪郭を帯びてきそうな点も含め、続きが楽しみです。