2023年にTVアニメ放送を迎える、佐伯さん 先生が贈る甘く焦れったい恋の物語。第7巻は
文化祭に向けて“周”と“真昼”が周囲から目を惹かれることに互いに葛藤していきます。
(イラスト:はねこと 先生)
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努めて紳士に振舞う“周”の心理をわかった上でつい「おねだり」してしまう“真昼”の
可愛らしさたるや。口絵で魅せた彼女の姿を見れば、「メイド喫茶」とクラスの文化祭の
出し物がと決まってから、見世物にされることを嫌悪する彼の心情も分かるというもので。
“真昼”の隣に自信をもって立てるよう研鑽し続けている“周”も成果は出ているご様子。
好感の持てる男子、として女子たちから奇異の目に晒されている彼を鼻高々に思いつつも
恋人として独占欲をあらわにする彼女がこれまた。律儀に返す彼の反応も熱々でご馳走様。
家族ぐるみで良い関係が築けている“周”と“真昼”。一方でどうにもならない理由から
“樹”の両親と“千歳”にしこりを残す関係にあるのが切ない。何とか切り返してほしい
と思いながら、ラストで緊張感を漂わせる引き具合。次巻の動向も目が離せないようです。