2022年09月14日

『運命の人は、嫁の妹でした。2』

逢縁奇演 先生が贈る、嫁とその妹による三角ラブコメ。第2巻は“兎羽”と“獅子乃”の
修羅場も覚悟する状況から“大吾”はどう動くか、彼の甲斐性が問われる顛末を描きます。
(イラスト:ちひろ綺華 先生)

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いきなり刃傷沙汰か、と思えばそこは“兎羽”ゆえの展開。“大吾”に加えて“獅子乃”
への愛があふれていて驚嘆、ですがやはりアカン子かなということが元婚約者“工藤”、
大叔母“詩子”、乳母“フェイ”の証言からも明らかに。というか各々傑物なのも驚愕。

“兎羽”が“大吾”と愛のクエスト、その初歩となるロマンチックな初キスを期待する
やり取りがまた面倒くさくて微笑ましいのなんの。2人の様子を目にする“獅子乃”が
彼を想う感情に蓋をしきれず、少しずつ倒錯めいた所作を見せてくる展開もドキドキで。

そして“獅子乃”と“大吾”の頭によぎる、前巻とは別の前世での顛末。更なる因果が
逃れられない3人の絆を演出しつつ、更に「あの人」が関わってきてどうなることやら。
いずれにせよ吹っ切れた姉妹の決意を“大吾”がどう受け止めるか、次巻も楽しみです。

posted by 秋野ソラ at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル