久追遥希 先生が贈る学園頭脳ゲーム&ラブコメ。第11巻は負の色付き星「冥星」について
情報を集めるべく、“緋呂斗”が女の子たちとクリスマス限定のイベント攻略に挑みます。
(イラスト:konomi 先生(きのこのみ))
【 https://mfbunkoj.jp/product/liar-liar/322203002001.html 】
相手と築きたい関係に応じた難易度のミッションをクリアすると報酬が得られるイベント
において異性5人から指名される“緋呂斗”。姉から情報を貰う条件としてクリア不可と
思えるほど難易度を引き上げられ、お遊び的な話から気が抜けない展開になるのが面白い。
“摩理”との危なっかしい「謎解きツアー」デートから始まる連続デート構成。“紫音”
や“乃愛”とのデートで「難易度」や「事前の仕込み」が焦点になることを例示しながら
“更紗”とのミッションクリアに繋げる流れがゲームとしても熱い話運びで驚かされます。
今回、ヒロイン争いから一歩引く姿勢を見せる“白雪”をアッと言わせるにはどうするか。
“緋呂斗”が打った総決算となる一手がロマンティックで実に素敵です。そして“雫”の
度重なる頑張りに助演女優賞をあげたくなります。気になる引きで次巻も待ち遠しいです。