高村資本 先生が贈る初恋こじらせ系双子ラブコメ。第4巻は“那織”を家に泊めた話が
“琉実”にも伝わり、拗れた恋を保留し続けてきた“純”に待ったなしの解が迫られます。
(イラスト:あるみっく 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/futakire/322202000067.html 】
母親からの強烈な指摘から入る今巻。あれだけ迫ってもまだなびかない“純”に苛立ちを
覚えるのも無理はない“那織”ですが、彼も勢いに任せて事に至るのは間違ってると固い
意志で耐えているのが分かるのでまさに難しい局面。ショック療法が過ぎる気もしますが。
そんな“那織”に負けじと“琉実”も“純”の気持ちを確かめようと前のめりになったり、
後輩にせっつかれたり、情緒不安定になったり、でこちらも見ていてつらい所があります。
姉妹共に流す涙が譲れない想いの表れで、切羽詰まっていることはもう言うまでもなくて。
わだかまる空気も言葉を使って乗り越えて、改めて互いの気持ちと向き合った“琉実”と
“那織”が“純”の誕生日をどう過ごすか決めた一方、彼も遂にある決断を下そうとする。
三者三様、思った通りの結末を迎えることできるのか。次巻の展開は特に目が離せません。