2022年07月08日

『異世界黙示録マイノグーラ〜破滅の文明で始める世界征服〜 5』

鹿角フェフ 先生が贈る異世界ファンタジー。第5巻は「レネア神光国」に後れを取った
“拓斗”が、“エラキノ”たちの驕りを完膚なきまでに叩き潰す悪意を振りかざします。
(イラスト:じゅん 先生)

https://gcnovels.jp/book/b1372.html
https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_AM00000023010000_68/
https://ncode.syosetu.com/n8760ei/


「レネア神光国」で突如発生する聖騎士団員連続殺害事件。“拓斗”は生きているという
怪情報。“エラキノ”がGM権限を行使しても結びつかない2つの点。“アトゥ”ですら
ようやく閃くほどの秘密にどう迫るかが今巻の焦点。それでも相変わらずな彼女に苦笑い。

“エラキノ”が振るう《裁定者》の権能、その鍵となるTRPGシステムの特徴を知り尽くす
“拓斗”だからこそ取り得る“アトゥ”奪還に向けた奇策の数々にただ圧倒されるばかり。
「閑話」で語られた話が裏付ける、彼を怒らせることの意味を垣間見たような気がします。

“キャリア”や“メアリア”たちの下準備や活躍も踏まえ、“ペペ”が断言したあの言葉
通りの結末を迎えて一安心かと思えば事を収めるための代償は殊の外に大きかったようで。
“アトゥ”は今回の失態を補えるのか。彼女が取る選択の行く末を見守りたいと思います。

posted by 秋野ソラ at 00:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル