2022年05月23日

『ひきこまり吸血姫の悶々8』

小林湖底 先生が贈るコミカルファンタジー。第8巻は「常世」に飛ばされた“コマリ”が
“ヴィル”にやたら気のある少女との出会いを契機として、新たな事実に触れていきます。
(イラスト:りいちゅ 先生)

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「常世」の“コレット”に昔いた幼馴染も“ヴィルヘイズ”。違うと分かっていながらも
一縷の望みに賭ける彼女のアプローチに“コマリ”も気が気ではない姿を晒すのが面白い。
“ヴィル”も満更ではない様子のこのやり取りが後々に響いてくるところが興味深い展開。

そんな中で【パンドラポイズン】が示した一週間後には“コマリ”が死ぬ、という未来視。
その要因が、冒頭で“スピカ”が熱弁していたにもかかわらず、どうにも的を得ない話が
関係してくるのも、もはや【孤紅の恤】だけで対応できない敵の存在にも驚かされる構成。

今回、傭兵団としてチームを組んだ「コマリ倶楽部」の面々をもってしても回避できない
決定的な瞬間に直面した“ヴィル”が動揺するのも無理はなく、その上で混乱の極みとも
言える置いてけぼりな結末に彼女たちは対応することはできるのか。続きが気になります。

posted by 秋野ソラ at 00:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル