2022年05月13日

『小説 異世界居酒屋「げん」』

蝉川夏哉 先生の異世界グルメファンタジー『異世界居酒屋「のぶ」』公式スピンアウト作。
閉業を決めた店主の店が異世界につながったことで営業再開に至る顛末を小説で描きます。
(イラスト:碓井ツカサ 先生)

https://tkj.jp/book/?cd=TD028594


父“草平”が一人で営む、自身の思い出も溢れる居酒屋を閉めると“ひなた”は耳にする。
長年患っている腰痛が原因か。はたまた再開発の影響で客足が遠のいたか。とにかく急ぎ
店に戻ってみると、異国情緒のある客に料理を振る舞っている父の元気な姿があって──。

料理を介した異世界人との交流やいざこざ、神の御使いとの縁、異世界人の雇い入れなど
「のぶ」でもあった異世界に出入口が繋がってからの重要な要素を覗かせつつ「げん」の
お家事情を踏まえるとどうなるか、というスピンアウトらしい一面でも魅せてくれます。

“草平”なのに店の名前が「げん」、という理由。店を譲ってほしい、という“正太郎”
が抱える料理人としての悩みを“草平”が受け止める一幕。異世界を通じて現世界の人々
の考えるしあわせのかたちを印象深く見届けながら、続きに思いを馳せたいと思います。

posted by 秋野ソラ at 01:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル