2022年04月20日

『ちっちゃくてかわいい先輩が大好きなので一日三回照れさせたい4』

五十嵐雄策 先生が贈るラブコメディ。第4巻は先輩を喜ばせたいという“龍之介”の
深意を、「照れハラ」で照れさせる彼を意識する“花梨”と共に掘り下げていきます。
(イラスト:はねこと 先生)

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“龍之介”は“花梨”のことが好きかもしれない、という推測が彼女をギクシャクさせて。
けれど「照れハラ」が続く彼の言動にそれを否定されたかのようで、わだかまりを覚えて。
もどかしい展開が続く2人をせっつきたくなる“真衣”の気持ちも分かるような気がして。

“花恋”からアプローチを受けても、“星菜”から前のめりな質問攻めにあっても気付く
ことなく“花梨”一筋な“龍之介”。彼が先輩からの強い想いを受け止める度に生まれる
違和感を「ヒットを打たれたような感覚」と表して持て余すところが「らしい」気がして。

体調不良に陥る“龍之介”と“花梨”が互いに弱さを、わずかに本音を晒してしまう展開。
そこから発生する決定的な変化を、これまた「声」で認識するところが実に見事な演出で。
彼の姉“桐子”からはすでに公認の仲とされる2人が自認する関係へと至るか、注目です。

posted by 秋野ソラ at 00:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル