ミサキナギ 先生が贈る仁義なき正妻戦争ラブコメ。第2巻は“氷雨”が婚約者であった
ことに悩む“幸太”と、別れても昔から変わらず彼を想う彼女の気持ちに触れていきます。
(イラスト:黒兎ゆう 先生)
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“氷雨”は婚約者だから告白を受け入れてくれたのかよ、という事実に困惑する“幸太”。
“クリス”がその悩みにかこつけて婚約を破棄させ一歩リード、という目論見を幼い頃の
約束が重い“二愛”が阻止する構図。誤解された上でこの状況、“氷雨”が中々に不憫で。
持って生まれた才能が元で苦しめられた生い立ち。だからこそ“幸太”の何気ない行いに
救われた“氷雨”が挽回しようと彼女なりに打つ手が空回りすればするほどもどかしくて。
強敵に対抗すべく“クリス”が差し伸べた手を取っても、彼女が出し抜けるかまだ不安で。
“幸太”と“氷雨”の互いにすれ違う感情を整えてくれたのはやはり「あの人」でしたし、
ダメ押しするのは「彼女」でしたし、これでどうにか関係を三すくみまで押し戻した様子。
許嫁たちからの気持ちを持て余す彼に覚悟する時は訪れるのか、次巻も動向を要注視です。