望公太 先生が贈る年の差超純愛ラブコメ。第7巻は出張中に妊娠した“綾子”をこれから
就職活動に突入する“巧”はどう支えていくのか、2人なりの幸せを掴む過程を描きます。
(イラスト:ぎうにう 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/mamasuki/322111000157.html 】
“綾子”に対する“美羽”からのお小言で始まる冒頭。流石の“聡也”も“巧”に呆れる
現実は確かに無計画で、不安いっぱいかも知れないけれども、お互いに幸せを噛みしめて
起きたことよりもこの先どうすべきか、前向きに進もうとする姿は応援したくなるもので。
妊娠の期間、心も体も不安定な状況に苦しめられる“綾子”が“巧”に心無いことを言う
こともある。彼女を放っておけない彼が就活セミナーまでサボって家事に勤しむ姿を見て
ついぶつけた感情が転換点になるとは。これもまた人生、という流れにらしさを感じます。
あるかどうかも分からぬ最適解より、今は2人が掴み取った未来に心から祝福を贈りたい。
最後の「!」だけで“綾子”の移り変わった心境を如実に表しているのが実にお見事です。
“狼森”の先々も安心できそうでまさに大団円の結末。無事の完結おめでとうございます。
2022年04月15日
2022年04月14日
『こんな可愛い許嫁がいるのに、他の子が好きなの?2』
ミサキナギ 先生が贈る仁義なき正妻戦争ラブコメ。第2巻は“氷雨”が婚約者であった
ことに悩む“幸太”と、別れても昔から変わらず彼を想う彼女の気持ちに触れていきます。
(イラスト:黒兎ゆう 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/konnakawaii/322111000158.html 】
“氷雨”は婚約者だから告白を受け入れてくれたのかよ、という事実に困惑する“幸太”。
“クリス”がその悩みにかこつけて婚約を破棄させ一歩リード、という目論見を幼い頃の
約束が重い“二愛”が阻止する構図。誤解された上でこの状況、“氷雨”が中々に不憫で。
持って生まれた才能が元で苦しめられた生い立ち。だからこそ“幸太”の何気ない行いに
救われた“氷雨”が挽回しようと彼女なりに打つ手が空回りすればするほどもどかしくて。
強敵に対抗すべく“クリス”が差し伸べた手を取っても、彼女が出し抜けるかまだ不安で。
“幸太”と“氷雨”の互いにすれ違う感情を整えてくれたのはやはり「あの人」でしたし、
ダメ押しするのは「彼女」でしたし、これでどうにか関係を三すくみまで押し戻した様子。
許嫁たちからの気持ちを持て余す彼に覚悟する時は訪れるのか、次巻も動向を要注視です。
ことに悩む“幸太”と、別れても昔から変わらず彼を想う彼女の気持ちに触れていきます。
(イラスト:黒兎ゆう 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/konnakawaii/322111000158.html 】
“氷雨”は婚約者だから告白を受け入れてくれたのかよ、という事実に困惑する“幸太”。
“クリス”がその悩みにかこつけて婚約を破棄させ一歩リード、という目論見を幼い頃の
約束が重い“二愛”が阻止する構図。誤解された上でこの状況、“氷雨”が中々に不憫で。
持って生まれた才能が元で苦しめられた生い立ち。だからこそ“幸太”の何気ない行いに
救われた“氷雨”が挽回しようと彼女なりに打つ手が空回りすればするほどもどかしくて。
強敵に対抗すべく“クリス”が差し伸べた手を取っても、彼女が出し抜けるかまだ不安で。
“幸太”と“氷雨”の互いにすれ違う感情を整えてくれたのはやはり「あの人」でしたし、
ダメ押しするのは「彼女」でしたし、これでどうにか関係を三すくみまで押し戻した様子。
許嫁たちからの気持ちを持て余す彼に覚悟する時は訪れるのか、次巻も動向を要注視です。
2022年04月13日
『ライアー・ライアー10 嘘つき転校生は敗北の女神を騙し抜きます。』
久追遥希 先生が贈る学園頭脳ゲーム&ラブコメ。第10巻は《アルビオン》の“越智”に
予言された最悪の未来を回避すべく“緋呂斗”が超難易度の疑似恋愛ゲームに挑みます。
(イラスト:konomi 先生(きのこのみ))
【 https://mfbunkoj.jp/product/liar-liar/322111001013.html 】
女性遍歴に探りを入れてくる“更紗”や、パートナーとしての強い決意を見せる“白雪”。
思わせぶりな2人がいれば内容不明の《疑似恋愛ゲーム:CQ》もどうにかなる、と素直に
いかせてくれない設定、譲れない特別報酬に“緋呂斗”が悲鳴をあげたくなるのも道理で。
“鈴蘭”が言及した「例外」が鍵を握りそうなのは、序盤の競技展開で推測がつくものの
依然、勝利に至るまでの道のりは険しくて。ここでもあきらめの悪い“緋呂斗”が如何に
してそれをもぎ取ろうとするか、“更紗”たちの心にも火をつけるやり口がまた興味深い。
その間にも因縁の対決を乗り越え、託された期待にも応えて辿り着いた結末。「属性」を
使った機微の描写やゲームを超えた恋愛模様など、何かと含みを持たせた演出にも要注目。
一難去ってまた一難、“緋呂斗”を悩ませる予感が手繰り寄せる未来も気になる所です。
予言された最悪の未来を回避すべく“緋呂斗”が超難易度の疑似恋愛ゲームに挑みます。
(イラスト:konomi 先生(きのこのみ))
【 https://mfbunkoj.jp/product/liar-liar/322111001013.html 】
女性遍歴に探りを入れてくる“更紗”や、パートナーとしての強い決意を見せる“白雪”。
思わせぶりな2人がいれば内容不明の《疑似恋愛ゲーム:CQ》もどうにかなる、と素直に
いかせてくれない設定、譲れない特別報酬に“緋呂斗”が悲鳴をあげたくなるのも道理で。
“鈴蘭”が言及した「例外」が鍵を握りそうなのは、序盤の競技展開で推測がつくものの
依然、勝利に至るまでの道のりは険しくて。ここでもあきらめの悪い“緋呂斗”が如何に
してそれをもぎ取ろうとするか、“更紗”たちの心にも火をつけるやり口がまた興味深い。
その間にも因縁の対決を乗り越え、託された期待にも応えて辿り着いた結末。「属性」を
使った機微の描写やゲームを超えた恋愛模様など、何かと含みを持たせた演出にも要注目。
一難去ってまた一難、“緋呂斗”を悩ませる予感が手繰り寄せる未来も気になる所です。
2022年04月12日
『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん4』
燦々SUN 先生が贈る大人気ロシアンJKとの青春ラブコメディ。第4巻は夏休みに突入して
生徒会合宿など青春を謳歌する“政近”の今からは想像もつかない過去に触れていきます。
(イラスト:ももこ 先生)
【 https://sneakerbunko.jp/product/roshidere/322106001161.html 】
【 https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_CW01202130010000_68/ 】
【 https://ncode.syosetu.com/n2778gf/ 】
“有希”からの強制スキンシップや“アリサ”とのラッキースケベに見舞われる“政近”。
相変わらずうらやまけしからん彼に“乃々亜”が爆弾発言を投じるところが物語としての
一つの転換点だったように思います。そこで“沙也加”が感極まるのはさておくとして。
才能があるからこそ努力した。体の弱かった“有希”のためにも頑張った。母親は喜んで
くれると信じていた。その報われない愛が憎しみに変わってしまった“政近”の心を解す
あのやり取りに救いを感じることができたのが印象的で。コメディな落とし所も含めて。
周防家に残った“有希”の気概に改めて感心させられた“政近”。どこか達観してしまう
彼の姿を見て、すべてリセットされそうな雰囲気を覆すかのようにフラッシュバックする
冒頭の思い出。そしてあの見開き。衝撃の引き具合からどう繋ぐのか続きが気になります。
生徒会合宿など青春を謳歌する“政近”の今からは想像もつかない過去に触れていきます。
(イラスト:ももこ 先生)
【 https://sneakerbunko.jp/product/roshidere/322106001161.html 】
【 https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_CW01202130010000_68/ 】
【 https://ncode.syosetu.com/n2778gf/ 】
“有希”からの強制スキンシップや“アリサ”とのラッキースケベに見舞われる“政近”。
相変わらずうらやまけしからん彼に“乃々亜”が爆弾発言を投じるところが物語としての
一つの転換点だったように思います。そこで“沙也加”が感極まるのはさておくとして。
才能があるからこそ努力した。体の弱かった“有希”のためにも頑張った。母親は喜んで
くれると信じていた。その報われない愛が憎しみに変わってしまった“政近”の心を解す
あのやり取りに救いを感じることができたのが印象的で。コメディな落とし所も含めて。
周防家に残った“有希”の気概に改めて感心させられた“政近”。どこか達観してしまう
彼の姿を見て、すべてリセットされそうな雰囲気を覆すかのようにフラッシュバックする
冒頭の思い出。そしてあの見開き。衝撃の引き具合からどう繋ぐのか続きが気になります。
2022年04月11日
『魔導書学園の禁書少女 少年、共に禁忌を紡ごうか』
綾里けいし 先生が贈る世界は、魔術師らが己の中にある物語を魔術として行使する世界で
その学び舎に入学した落ちこぼれ少年と、彼に興味を抱く少女を巡る学園ファンタジーです。
(イラスト:みきさい 先生)
【 https://sneakerbunko.jp/product/kinshosyojyo/322110001173.html 】
魔術学園に首席で入学した“アマリリサ”が臨む魔術戦で油断した所を助けた“レン”は
なぜか決闘を申し込まれる。歴代最低点数で入学した彼は負けを認めても引かない彼女を
こっそり倒してしまう。その番狂わせを見た謎の少女が彼を伴侶として求めてくるが──。
“レン”を落ちこぼれクラスの仲間としても気にかけていた“ベネ”と“アンネ”が彼を
取り合うかの如き構図に“アマリリサ”が加わりラブコメっぽく進行していくかと思えば
“アンネ”が見せる異質な力、そして魔術師を脅かす犯罪の発生で一気にきな臭い展開に。
人は誰しも物語を持つ。その「物語」を奪うのは誰なのか。犯人の狙いはどこにあるのか。
“レン”が抱える秘密とは。“アンネ”が示す災厄の書物、禁書とは。数々の謎と欲望が
渦巻く先に2人がどんな物語を綴るのか。好感触な新シリーズの到来に期待が膨らみます。
その学び舎に入学した落ちこぼれ少年と、彼に興味を抱く少女を巡る学園ファンタジーです。
(イラスト:みきさい 先生)
【 https://sneakerbunko.jp/product/kinshosyojyo/322110001173.html 】
魔術学園に首席で入学した“アマリリサ”が臨む魔術戦で油断した所を助けた“レン”は
なぜか決闘を申し込まれる。歴代最低点数で入学した彼は負けを認めても引かない彼女を
こっそり倒してしまう。その番狂わせを見た謎の少女が彼を伴侶として求めてくるが──。
“レン”を落ちこぼれクラスの仲間としても気にかけていた“ベネ”と“アンネ”が彼を
取り合うかの如き構図に“アマリリサ”が加わりラブコメっぽく進行していくかと思えば
“アンネ”が見せる異質な力、そして魔術師を脅かす犯罪の発生で一気にきな臭い展開に。
人は誰しも物語を持つ。その「物語」を奪うのは誰なのか。犯人の狙いはどこにあるのか。
“レン”が抱える秘密とは。“アンネ”が示す災厄の書物、禁書とは。数々の謎と欲望が
渦巻く先に2人がどんな物語を綴るのか。好感触な新シリーズの到来に期待が膨らみます。