TVアニメ第二期の制作が決定した、北山結莉 先生が贈る異世界転生譚。第21巻は超越者と
なった“リオ”と、“エリカ”打倒後に彼のことを忘れてしまった人々の顛末を描きます。
(イラスト:Riv 先生)
【 https://firecross.jp/hjbunko/product/1461 】
“アイシア”との同化、超越者の権能、竜の王と神魔戦争、七人目の賢神に託された想い。
驚愕の事実に加えて「超越者として力を使う度に世界から存在を忘れられる」という神が
定めたルールが“セリア”たちのあの戸惑う描写に繋がるまさに新展開と言える導入です。
“リオ”への好感度を整理するという側面でも興味深い設定を踏まえ、彼が介入できない
ロダニアの危機を“クリスティーナ”たちだけで抑えることができるか。状況を見極める
“レイス”の動向も見逃せないところですが、まずは期待通りの展開を見せてきて面白い。
新しい仲間“ソラ”から渡された「神が定めたルールを回避できる仮面」。その数は5つ。
失った絆を取り戻せるか。その道を模索しているのは彼だけではない、という中で流れた
「彼女」の涙。希望と衝撃が入り交じる引き具合に続刊が待ち遠しくて仕方がありません。