保住圭 先生が贈る禁断×純愛ラブコメ。第2巻は“千晴”と“ちまり”の関係を知りつつ
彼女に告白する“梢”とどう向き合えばいいのか。三者三葉な茨の道の進み方を描きます。
(イラスト:千種みのり 先生)
【 https://ga.sbcr.jp/product/9784815610043/ 】
“梢”が“ちまり”に抱く彼女の感情は憧憬にも似た思慕。その領域に辿り着いた経緯を
知った“千晴”が、まるで同志に出会ったの如く意気投合してしまうあたりは彼女が何の
悪意もない、純粋に良い子だということが窺えて、色々と難儀な恋路なことが分かります。
“梢”と“ちまり”、という関係に理解を示す“希衣”も中々のものですが、兄弟に目を
つけてくる先輩で風紀委員長の“鹿宮”もある意味、命綱を握られてしまった厄介な存在。
“ちまり”が兄への想いを新たにする一方、彼が引け目すら覚えてしまう辺りは興味深い。
覚悟を決めるため、決めてもらうための3人デートに挑む“梢”が辿り着いた彼女なりの
落としどころは、兄妹に振り回された結果と言えるかもしれません。腹をくくったはずの
“千晴”に現れた、新たなる茨の道。なぜこうなったのか、続きで示してほしいものです。
2022年03月03日
2022年03月02日
『淫魔追放 〜変態ギフトを授かったせいで王都を追われるも、女の子と仲良く≠キるだけで超絶レベルアップ〜』
「ドラゴンタニシ」名義で「カクヨム」に投稿していた 赤城大空 先生の作品が書籍化。
いかがわしい才能を授けられた少年が意外な形で成り上がっていく卑猥な英雄物語です。
(イラスト:kakao 先生)
【 http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094530490 】
【 https://kakuyomu.jp/works/1177354054921508803 】
特定の年齢を迎えた少年少女に天から授けられる〈ギフト〉。聖騎士に関するギフトを
代々授けられる家で育った少年“エリオ”が授与式で付与されたのは想定外の〈淫魔〉。
街に居ずらい彼は家を離れ、辺境で身を立てるべく単身あてどない旅に出るのだが──。
手遊びすればレベルアップ、強力なスキル〈神聖騎士〉を持つ“アリシア”と仲良くする
たびにスキル獲得、とエロノベにも負けない設定と艶めかしい描写は 赤城 先生ならでは。
更に kakao 先生の挿絵による演出も加われば鬼に金棒、エロくて面白いこと間違いなし。
与えられるスキルの数々から“エリオ”がどう戦いを繰り広げるのか、自然と見当がつく
ワケですけど、エロいだけでなく“アリシア”も見惚れるほどの強さで魅せつけてくれる
話運びに自然と惹き込まれて、そして続きが読みたくなっていく何とも不思議な作品です。
いかがわしい才能を授けられた少年が意外な形で成り上がっていく卑猥な英雄物語です。
(イラスト:kakao 先生)
【 http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094530490 】
【 https://kakuyomu.jp/works/1177354054921508803 】
特定の年齢を迎えた少年少女に天から授けられる〈ギフト〉。聖騎士に関するギフトを
代々授けられる家で育った少年“エリオ”が授与式で付与されたのは想定外の〈淫魔〉。
街に居ずらい彼は家を離れ、辺境で身を立てるべく単身あてどない旅に出るのだが──。
手遊びすればレベルアップ、強力なスキル〈神聖騎士〉を持つ“アリシア”と仲良くする
たびにスキル獲得、とエロノベにも負けない設定と艶めかしい描写は 赤城 先生ならでは。
更に kakao 先生の挿絵による演出も加われば鬼に金棒、エロくて面白いこと間違いなし。
与えられるスキルの数々から“エリオ”がどう戦いを繰り広げるのか、自然と見当がつく
ワケですけど、エロいだけでなく“アリシア”も見惚れるほどの強さで魅せつけてくれる
話運びに自然と惹き込まれて、そして続きが読みたくなっていく何とも不思議な作品です。
2022年03月01日
『ロクでなし魔術講師と禁忌教典20』
羊太郎 先生が贈る超破天荒新世代学園アクションファンタジー。第20巻は“グレン”の
意志を継ぐ者たちが、彼ら不在の中で「天の智慧研究会」の猛攻に抗う雄姿を描きます。
(イラスト:三嶋くろね 先生)
【 https://fantasiabunko.jp/product/201411rokudenashi/322102001238.html 】
フェジテを護る英雄として奮戦する“リィエル”。その彼女を圧倒する“エリエーテ”。
力でも数でも圧倒される状況を前に心折れそうな“イヴ”が、“グレン”に触発されて
諦めずに、ある気付きを契機として起死回生の一手を打ち続けていく逆転劇がまず熱い。
“エリエーテ”に一度は凌駕された“リィエル”も、彼女が見える「剣から出る変な光」
について教えられた上で“グレン”のためにできることは何かを見定めた結果が印象的。
そして“アルベルト”も彼に「当てられた」と言いながら覚悟を決める所もまた同様に。
仲間たちの血気盛んな戦いぶりを、次巻も距離も遠く離れた場所で感じる“グレン”も
魔王に勝つ望みのない戦いに挑む“セリカ”に、どうにか間に合うあたりもまた激熱で。
迫るクライマックスまでの道筋は見えている、とのことでしっかり見届けたいものです。
意志を継ぐ者たちが、彼ら不在の中で「天の智慧研究会」の猛攻に抗う雄姿を描きます。
(イラスト:三嶋くろね 先生)
【 https://fantasiabunko.jp/product/201411rokudenashi/322102001238.html 】
フェジテを護る英雄として奮戦する“リィエル”。その彼女を圧倒する“エリエーテ”。
力でも数でも圧倒される状況を前に心折れそうな“イヴ”が、“グレン”に触発されて
諦めずに、ある気付きを契機として起死回生の一手を打ち続けていく逆転劇がまず熱い。
“エリエーテ”に一度は凌駕された“リィエル”も、彼女が見える「剣から出る変な光」
について教えられた上で“グレン”のためにできることは何かを見定めた結果が印象的。
そして“アルベルト”も彼に「当てられた」と言いながら覚悟を決める所もまた同様に。
仲間たちの血気盛んな戦いぶりを、次巻も距離も遠く離れた場所で感じる“グレン”も
魔王に勝つ望みのない戦いに挑む“セリカ”に、どうにか間に合うあたりもまた激熱で。
迫るクライマックスまでの道筋は見えている、とのことでしっかり見届けたいものです。