七菜なな 先生が贈る青春〈友情〉ラブコメディ。第4巻は“日葵”を引き留めた“悠宇”
を見て“凛音”も「親友」として彼との距離感を詰めるべく残る夏休みを有効に使います。
(イラスト:Parum 先生)
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お祭りに花火、そしてビーチ遊び。“日葵”と“悠宇”の仲がステップアップした様子が
見られて一安心・・・と思いきや“慎司”が思いついた作戦に“紅葉”と“咲良”が乗っかり、
“凛音”が彼と一緒にいられる時間を作ってしまうあたりから何とも油断ならない展開に。
物理的に“日葵”から離された“悠宇”と時間を共にする機会を得た“凛音”が長期戦を
覚悟して「今は親友でもいいから」と言いながらアプローチを図る様子が強かで興味深い。
その上で彼女が目にしている彼の姿は本当に今を見据えているか見届ける必要がありそう。
面白い力関係を見せる“紅葉”と“凛音”ですが最終的には“紅葉”が一枚上手のようで。
“日葵”のことをまだ諦めていない“紅葉”が一度やられただけでやり返さない訳がない。
“悠宇”の鼻をへし折ろうとする強敵を前に、彼は太刀打ちできるのか続きが見ものです。