時雨沢恵一 先生が贈る、川原礫 先生の世界観「GGO」を元にした痛快ガンアクション作品。
第11巻は特殊ルールを交えて開催される5回目のSJに向けて“レン”たちが果敢に挑みます。
(イラスト:黒星紅白 先生 原案・監修:川原礫 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/ggo/322105000012.html 】
「チームメイトからの装備一式のスイッチ」事前に説明された特殊ルールによって相手の
裏をかくことができる、ということで策を練る“レン”たちのやり取りが見ていて楽しい。
それでも目的のためにはブレない“シャーリー”の振舞いがある意味、安心するというか。
本戦が始まってから判明する特殊ルールがまたえげつない。スポンサー作家の意地悪さが
際立ちます。その中で“レン”が一時的に手を組んだ「あの人」の「ALO」時代の伝説が
嘘偽りないものだと分かる手練の数々に驚かされます。敵に回したら怖いこと間違いなし。
そして“レン”の首に掛けられた賞金。“炎”にフラれた直後というタイミングもあって
誰が1億クレジットを用意したのか、という点も考慮しなければならない頭の痛い状況下、
過去の因縁が強襲してくる局面に“レン”たちはどう対応するのか。続く展開に注目です。
2021年12月02日
『護衛のメソッド ―最大標的の少女と頂点の暗殺者―』
小林湖底 先生が贈る新作は学園異能バトルファンタジー。異能を持つが故に世界中から
命を狙われる少女と、彼女を護衛する裏世界のエキスパートたちの戦いの日々を描きます。
(イラスト:火ノ 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/322105000019.html 】
四大財閥に牛耳られ、治安悪化を辿る日本。それでも平穏な環境にある名門校へ進学した
“道真”は憧れの日常を満喫する。なぜなら彼は裏世界最高の暗殺者、平穏とは無縁の身。
久世財閥の頭目から娘“灯理”の専属護衛を依頼されるが、彼女は死にたがりらしく──。
“灯理”の異能がもたらす莫大な利益にしか目がない頭目や、数々の護衛だけでなく姉の
命も刺客に奪われたことで厭世的になったと見える“灯理”が「本当は死にたくない」と
見せる本音と建前。この表裏一体の演出が彼女以外にも随所に見られる展開が実に面白い。
“道真”が組み込まれた護衛チームの面々や“灯理”と過ごす中で湧いてくる情念の数々。
彼が抱えていた秘密は想像に難くない一方で、彼女が明かすそれには中々驚かされました。
愛憎渦巻く中でも彼は平穏なスクールライフを堪能できるか。その行く末が見たい所です。
命を狙われる少女と、彼女を護衛する裏世界のエキスパートたちの戦いの日々を描きます。
(イラスト:火ノ 先生)
【 https://dengekibunko.jp/product/322105000019.html 】
四大財閥に牛耳られ、治安悪化を辿る日本。それでも平穏な環境にある名門校へ進学した
“道真”は憧れの日常を満喫する。なぜなら彼は裏世界最高の暗殺者、平穏とは無縁の身。
久世財閥の頭目から娘“灯理”の専属護衛を依頼されるが、彼女は死にたがりらしく──。
“灯理”の異能がもたらす莫大な利益にしか目がない頭目や、数々の護衛だけでなく姉の
命も刺客に奪われたことで厭世的になったと見える“灯理”が「本当は死にたくない」と
見せる本音と建前。この表裏一体の演出が彼女以外にも随所に見られる展開が実に面白い。
“道真”が組み込まれた護衛チームの面々や“灯理”と過ごす中で湧いてくる情念の数々。
彼が抱えていた秘密は想像に難くない一方で、彼女が明かすそれには中々驚かされました。
愛憎渦巻く中でも彼は平穏なスクールライフを堪能できるか。その行く末が見たい所です。
2021年12月01日
『じつは義妹でした。 〜最近できた義理の弟の距離感がやたら近いわけ〜』
結城カノンさんのマンガ動画が書籍化。兄弟がほしかった少年の前に現れた義弟のような
義妹の出会いと勘違いから始まるラブコメを脚本を担当された 白井ムク 先生が描きます。
(イラスト:千種みのり 先生)
【 https://fantasiabunko.jp/product/202111jitsuimo/322106000772.html 】
【 https://youtu.be/e6zHenC8fLo 】
「なんとお前にきょうだいができるんだ」父に言われた“涼太”は同音異義語で思い込み、
「最初に言っておくけど馴れ合いは勘弁してほしい」「僕のことは晶でいいよ」と何やら
気難しい“晶”と良い家族になるべく、兄として『弟』との距離を縮めようとするが──。
勘違いしたまま“晶”にグイグイ接する“涼太”が、その過ちに気づいて色々と気まずい
思いをする話運び。そこから逆に、彼の気を引こうと距離を縮めていく彼女の気持ちの
高まり具合が幕間の日記からも窺える展開の早さはまさにタイトルが示す通りの見所で。
片親になった“晶”の背景に気を配る必要がある一方、それは“涼太”にも言えるワケで。
彼が「家族」という形にこだわった理由を彼女に知られたとき、互いの心に残る感情は
兄妹愛なのか、それとも・・・ということで次巻からはイチャイチャぶりが加速しそうです。
義妹の出会いと勘違いから始まるラブコメを脚本を担当された 白井ムク 先生が描きます。
(イラスト:千種みのり 先生)
【 https://fantasiabunko.jp/product/202111jitsuimo/322106000772.html 】
【 https://youtu.be/e6zHenC8fLo 】
「なんとお前にきょうだいができるんだ」父に言われた“涼太”は同音異義語で思い込み、
「最初に言っておくけど馴れ合いは勘弁してほしい」「僕のことは晶でいいよ」と何やら
気難しい“晶”と良い家族になるべく、兄として『弟』との距離を縮めようとするが──。
勘違いしたまま“晶”にグイグイ接する“涼太”が、その過ちに気づいて色々と気まずい
思いをする話運び。そこから逆に、彼の気を引こうと距離を縮めていく彼女の気持ちの
高まり具合が幕間の日記からも窺える展開の早さはまさにタイトルが示す通りの見所で。
片親になった“晶”の背景に気を配る必要がある一方、それは“涼太”にも言えるワケで。
彼が「家族」という形にこだわった理由を彼女に知られたとき、互いの心に残る感情は
兄妹愛なのか、それとも・・・ということで次巻からはイチャイチャぶりが加速しそうです。