2021年11月15日

『サキュバスとニート 〜やらないふたり〜』

「賢勇者シコルスキ・ジーライフの大いなる探求」の 有象利路 先生が贈る新作は淫行に
興味のないサキュバスの召喚に成功した童貞ニート青年が送る奇妙な同居生活を描きます。
(イラスト:猫屋敷ぷしお 先生)

https://dengekibunko.jp/product/322106001051.html


「サキュバスにいやらしく搾り殺されたい」その夢を禁術で叶えた“和友”。召喚の声に
応えた“イン子”は精に興味はなく、現世に順応して彼の部屋で自堕落な生活を送る始末。
彼女も彼の願望を叶えないと還れず、2人のやるか/やらないかのせめぎ合いが続く──。

登場人物の名前の付け方、メタなネタの折り込み具合、思わず笑いを誘う掛け合いの数々。
エッチな設定なのに全然エロいことはなく、更に磨きをかけたギャグセンスで笑いを誘う
話の畳みかけが楽しい。変人をここまで揃えてよく話が動かせるものだと感心するばかり。

なぜ“イン子”が召喚されたのか。“和友”が願ったその含意に迫っていくと一転として
闇深い話になった、かと思えば心温まる結びに繋げていく構成の妙。出落ちギャグラノベ
などと侮ることなかれ。猫屋敷 先生の挿絵も絶妙で、続刊を希望しておきたい作品です。

posted by 秋野ソラ at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル