2021年11月03日

『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦12』

細音啓 先生が贈る大人気王道ファンタジー。第12巻は始祖“ネビュリス”よりも質の悪い
存在になり果てた“イリーティア”に対して皆が何を思い、どう振る舞うかが問われます。
(イラスト:猫鍋蒼 先生)

https://fantasiabunko.jp/product/201705kimitoboku/322012001028.html


“ネビュリス”と“クロスウェル”の、世界騒然の姉弟喧嘩が繰り広げられようとする中、
悪い悪い魔女と己を嘯く“イリーティア”が八大使徒やゾア家の陰謀を圧倒していく展開。
彼女の宿願が星を終わりへ導くほどの可能性に手を届かせると誰が予想し得たでしょうか。

“イリーティア”に仕向けられた強敵を前に「天帝国だ」「ネビュリス皇庁だ」と矮小な
ことを言っている場合じゃなくなった者たちの共闘する姿にある種の未来を感じさせます。
彼女が具現化した「魔女と騎士の話」に“アリス”が意識せざるを得ない描写もポイント。

“キッシング”の意趣、ヒュドラ家の思惑なども気にしながら、災厄たる“イリーティア”
に対して“イスカ”たちは打ち勝つことができるのか。その先にあるのは共存か、破滅か。
鍵を握る「星の元凶」について、次巻で“ユンメルンゲン”から話を伺うとしましょう。

posted by 秋野ソラ at 03:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル